2022.04.02 相続
相続財産の調査は何から始める?
皆さん、こんにちは。
今日は相続手続きに関するテーマでお話したいと思います。
突然ですが、「相続財産調査」や「遺産分割協議」という言葉をご存じでしょうか?
相続が開始したら、まず相続人を調査します。
次に相続財産を調査します。
相続した財産を正確に把握するための調査、文字通り「相続財産調査」と呼びます。
この「相続財産」という言葉、一般的には現金や預金、不動産などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
しかし、この「相続財産」には負債(=借金など)が含まれるということを忘れてはいけません。
このマイナスの財産がプラスの財産を上回っている場合、相続放棄の選択肢も出てくるわけですね。
それ以外にも、相続税の申告が必要かどうか、行使できる権利などがないかなどを判断するためでもあります。
しっかりと相続財産の調査が完了してから遺産分割協議に入る必要があります。
相続財産調査の対象は主に、「金融機関などの預金、有価証券、金融証券」や「不動産」、「動産」、「借金」などがあげられます。
調査には地道な確認が必要です。
例えば銀行の預貯金を調査する場合、銀行の窓口で全店照会をしていく必要があります。
この照会をするためには、故人が使っていた金融機関の目星をつける必要も出てきます。
金融機関の目星のつけかたは、家の中を調査したり、郵便物や名刺、粗品などから判断していく方法があります。
長くなりましたので、不動産の調査方法については、次回以降お話したいとおもいます。
以上、ご参考になれば幸いです。