里親詐欺から命を守る!行政書士が作成した「保護犬・保護猫の譲渡契約書」ひな形(Word形式)

犬や猫を保護した後に里親さんへ引き渡す時、「譲渡契約書」を作成していますでしょうか?
昨今増えている保護猫・保護犬カフェでも、「その日のうちに譲渡した」という話を聞くことがありますが、私はとても心配になります。なぜなら、虐待目的で里親になる人間が後を絶たないためです。
⚠️ 譲渡の鉄則
第三者に引き渡す際は、必ず「身分証の確認」と「譲渡契約書の作成」を徹底してください。今回は現役行政書士の視点で、その重要性を解説します。
譲渡契約書が必要な理由
1. 譲渡後のトラブルを防止する
完全室内飼いや不妊去勢の約束など、口頭では違反を証明できません。後から「大丈夫かな?」と心配しても遅いのです。
完全室内飼いや不妊去勢の約束など、口頭では違反を証明できません。後から「大丈夫かな?」と心配しても遅いのです。
最重要:里親詐欺を防止する
「いい人だと思って譲渡したら、音信不通になった」「訪問したら亡くなっていた」といったトラブルは現実に起こっています。詐欺を行う相手を外見で見抜くのは不可能です。
厳しい条件の契約書を作成することは保護主さんの負担になりますが、保護犬・保護猫の一生涯の幸せにつながります。契約書へのサインを拒む相手には、絶対に命を託してはいけません。
3. 譲渡後は一切口出しができなくなる
譲渡契約は法律上「贈与契約」に当たり、引き渡し完了によって契約は終了します。そのため、事前の契約書で特約を結んでおくことが不可欠です。
譲渡契約は法律上「贈与契約」に当たり、引き渡し完了によって契約は終了します。そのため、事前の契約書で特約を結んでおくことが不可欠です。
譲渡契約書作成のポイントと盛り込むべき事項
実際に作成するときは、以下の項目に注意することをおすすめします。
- 譲渡動物を具体的に特定できる情報を記載する
(年齢、性別、犬種・猫種、特徴など) - 所有権の移転時期を明確にする
なるべくトライアル期間を設定し、期間中の所有権は保護主にある旨を記載しましょう。 - 申告した事実に誤りがないことを確認する
- 譲渡後に守ってもらいたい項目を具体的に記載する
「大切に育てる」等の曖昧な表現ではなく、具体的な条件を記載しましょう。 - 約束に違反したときの「返還約束」を規定する
他にも、少なくとも以下の項目は必ず記載しておきましょう。
✅ 生涯飼育すること
✅ ペット禁止の物件で飼わない
✅ 第三者に無断で譲渡しない
✅ 飼育困難時は保護主に連絡
✅ 完全室内飼いにすること
✅ 不妊去勢(未了時)の実施時期
\ 自分で作るのが面倒だ!という方へ /
【行政書士作成】譲渡契約書ひな形
上記の注意点をすべて網羅し、法的なポイントをしっかり押さえたWord形式のひな形をnoteで販売しています。
noteでひな形を購入する >まとめ
私自身も、里親を探した経験があります。犬や猫は「物」ではなく、大切な家族です。一度縁があってお世話をした子たちのために、行政書士として、一人の動物好きとして、きちんとした契約を結んでいただくことを心からおすすめします。

